誰かに任せられるのだろうか?

ビジネスプロデューサーを目指す人たちに「いいプレゼンをするためにも準備を怠ってはならない」と言っているにも関わらず、前日になって、ダダダーとプレゼンの資料を作ってしまうことがある。先日、4月2日に開催されたBPA LIVEでもそうだった。「まずいな」と思いながらも「クライアントから頼まれた仕事が優先だから仕方がない」と片付けてしまう。

その結果、「いいプレゼンでは無かったぞ」ともう一人の自分が囁いている。

僕は、「そうだな」と頷きながら目を閉じ、終わってしまったプレゼンを思い浮かべることになる。

プレゼン資料を何度も眺めると自分がプレゼンする姿をイメージできる。そのイメージが鮮明になれば、気持ちのいいプレゼンができるのである。もちろん、「いいプレゼンか?」は聴く側が評価することだが・・・

少なくとも2~3日前には資料を完成させておきたい。

そのためには、優先順位を上げる必要があるのだが、どれも優先順位が高い、といった時もある。となると、仕事をセーブするか、自分の仕事を誰かに任せるしかない。

誰かに任せられるのだろうか?

一人になってから6年ほど経つのではないだろうか。「あの頃が懐かしい」と過去を振り返りながら、「もう一度やるのかな」と未来を予測している自分に「もう一度やってみろ」ともう一人の自分が囁いているようだ。

次回のプレゼンは、何度も眺めてから臨みたいと思う。

人の想いがいい刺激になっている

昨日のBPAワークショップとBPAライブを終え、今「ホッ」としながら好きなジャズ系の音楽を聴いている。今聴いている曲は、緊張を解してくれるようで無駄な力が吸い取られていく。

そして、しなければならないこと、したいこと、が脳裏に浮かぶ。

BPAワークショップに「決まり」はない。参加者が取り組んでいるプロジェクトについて語り合い、プロジェクトが上手く進むようアイデアを出し合う。3時間なんて、あっという間だ。

そういった活動ができることに「有り難さ」を感じる。

そういった活動を通して、各人の想いを知り、やる気になれる。弛んだ筋肉が徐々に引き締まり、歪んだ社会に苛立ちを感じることもある。そんな時は、戦いモードにシフトする。容姿が変わる訳ではない。戦略思考に変わるだけだ。

つまり、人の想いがいい刺激になっている。

BPA関連で忙しく動いた翌日は、予定を入れないようにしている。

生き方は、ゆっくりと流れる時間の中で考えたい。

新たなスタイルを確立するために

日々、考え生み出す生活(仕事)をしていると行き詰ることがしばしばある。パターン化は、時に仕事を容易くし、時に仕事をつまらないものにする。ゆえにパターンを崩し、新たなスタイルを模索するのである。

毎度の事だが模索とは、刺激してくれる要素を探し出すことだ。手っ取り早いのがネット内を徘徊すること。とはいえ、ゴミも多いので、それなりのエネルギーを要する。以前に比べたら、どの検索サイトもゴミを排除する努力をしているのでいい刺激に出会えることが多くなったが・・・。

 

いい刺激(ブログ)には、共通している点が幾つかある。

  • SNSのシェアーボタンを設置していない
  • シンプルなデザイン(ミニマリスト)
  • 読み手を意識していない

他にもあるが上記三つがぱっと浮かぶ。

 

そして、順番は逆だ。

読み手を意識していないから、シェアーボタンも無いのだろうし、デザインもシンプルだ。また、それだけ自身の内面にあるもの(経験や思考等)を表現している。中には、稚拙な文章もあるが…。

しかし、そういったものが俺を大いに刺激してくれるし、視野を広めさせてくる。そして、ちょっと前とは違う自分を発見することができる。本当に良いものは、本音であり、素朴さのような気がする。

なのに文章講座の先生たちの中には「読み手を意識して書きなさい」なんて事ばかり言う人たちも多いらしい。もちろん、ビジネス的には間違いではないだろう。しかし、俺みたいな人間もいることを知って欲しいと思う。

読み手を意識した文章は、本音でなくなり、素朴さを失う。
俺は、ネット内を徘徊する度にそう感じてしまうのだから。

但し、読む側の読解力も必要だ。

だから、ノウハウ本より小説や哲学書を読め、なんてことも言いたくなる。そして、ノウハウは自身で失敗を繰り返しながら積むのが良いだろう。つまり、実践的なノウハウは若い時にしか得られないものだ。

いい年したおっさんやおばさんが大学院でMBAを勉強中なんて、俺には信じられない。そんな金があるなら若い奴らに投資でもして、実践の場で一緒に学ばせてもらえよ、と言うのが俺の本音だ。

BPAもある意味学びの場ではあるが学んで終わりではない。共にプロジェクトを立ち上げ失敗や成功を味わえる大人の遊び場だ。そんな遊び場の中で一人一人が強くなっていく。

「何言ってんの?」という人たちもいるだろう。

そういう人たちは、俺とは別世界の人だ。

そう思った方が自由な発想で新たなスタイルを確立できる。

競争に勝ってこそ成り立つ共創

ビジネスプロデューサーと名乗る人たちが増えている。そして、「ビジネスプロデューサーという言葉すら知りませんでした」という人たちもまだまだ居る。

知らなかった人たちも知れば知る程にビジネスプロデューサーへの期待感を抱くようになる。

よって、我々BPAのビジネスプロデューサー像をもっともっと打ち出す必要があるな、とつくづく感じるのである。

それにビジネスプロデューサーと名乗る人たちのレベルもまちまちなだけに変なイメージが付き出したら我々にとってもマイナスなことだ。能力のレベルならまだしも人間性のレベルは厄介だ。

我々BPAが描くビジネスプロデューサーは、センス良くかっこいい生き方をしていなければならない。もちろん、そこらのコンサルタントとは比べ物にならないくらいの能力を持っていることが前提だ。

そして、簡単にはなれないビジネスプロデューサー、簡単には真似のできないBPAにならねばならない。そうでないとメンバーの活躍の場を広げることもできないし、存在価値を引き上げていくこともできない。

これから、間違いなくビジネスプロデューサーの時代がやってくる。しかし、まだまだ本当のビジネスプロデューサーを知るものは少ない。

例えば、僕はよく「共創」という言葉を口にする。しかし、誤解している人たちが多い。共創は、「仲良く」という意味ではない。競争に勝ってこそ成り立つ共創なのだ。

ビジネスパートナーありき

今年のBPA LIVEの大テーマは、海外進出とM&Aだった。そして、シンガポール進出や海外ビジネスにおける知的財産権等に詳しい講師をお招きし2014年度がスタートした。

ところが、いつの間にやらその大テーマとは異なるテーマにシフトしてしまい当初の意気込みが消沈したような感がある。が、シフトしたとはいえ、どれも良い刺激になったし、ソリューション型のライブも実施できたので結果OKなのだ、と思う。

そして、次回のBPA LIVE Vol.31がベトナムにおけるビジネスがテーマとなり、やっと流れが戻りつつあるような気がする。

近頃、私の周りでもベトナム進出を検討し始めている中小企業の社長さんたちが多くなったような気がする。どうやら先行組のビジネスが上手く行き始めたようで「彼らに続け」といった流れのようだ。しかし、先行組は社長自ら現地で生活し、現地のスタッフを教育しているらしく、話を聞けば聞くほど躊躇う人も出てくるのが現実らしい。

ということで「任せられるスタッフがいるか?」と進出の前に人探しをし始めている人たちもいる。賄賂がまだまだ当たり前のようにあるベトナムで今人探しをしているようでは何年先のことになることやら、と思うのである。

やはり、小さな会社のベトナム進出であれば国内のビジネスを誰かに任せ社長自ら現地に乗り込むべき、と私ではなくベテランの海外進出コンサルも言っている。「一年くらいあっという間だし、一年あれば任せられる人材を育てることができる」と。

次回のBPA LIVEでは、そんな小さな会社の海外進出における苦労話だけでなく、現地企業とのパートナーシップの組み方まで聞けたら、と思う。ビジネスプロデューサーは、ビジネスパートナーありき、と考えるだろうから。


BPA LIVE Vol.31 Information

ミニマリスト志向

禅に精通する人たちは、大抵がミニマリスト志向だ。今は亡きアップルの創業者(スティーブ・ジョブス氏)も禅の世界を知り、シンプルなデザインで世界中の人たちを魅了した。もちろん、技術力あってのデザインではあるが、どの製品を見ても禅の思想が漂っているように感じ取れる。

そして、禅といえば足を組む座禅がすぐさま浮かぶがリラックスした状態での瞑想法が米国では流行っているようだ。豪華な禅室を擁するホテル、そして禅インストラクターなる職業まで存在している。

日本人の感覚からすれば「?」かもしれないが日本の禅文化は形やスタイルを変え全米に広がっている。

なぜ、広まったのか?

仏教学者の鈴木大拙氏のご活躍があったのは言うまでもないが、「禅に学んだ人たちのセンスが素晴らしかったから」ではないだろうか。

つまり、元々ミニマリスト志向なのだ。

真の挑戦者は皆、一度は挫折し復活する。復活の際、要らぬものをすべて捨て去りシンプルなものに美を感じるようになる。美的センスとは、そういった人生経験によって磨かれていくものだ。少なくとも教えてもらって得られるものではない。

「生あるものは必ず滅び、形あるものは必ず壊れる」

それを身をもって知る人の視点や価値観は、魅力的な製品やサービスを創造するセンスを備えていると言えるだろう。また、それ程にシンプルにすることは簡単ではないということだ。

高校生とビジネス

本日、BPAジュニア・リーダーズ・クラブ(BPA Jr.)の初会合にてビジネスプロデューサーという存在についてのお話を少しばかりさせてもらった。

タイトルは「中高生のためのビジネスプロデューサー入門」とした。

「高校生に対しビジネスを語る」なんてことは一度も考えたことが無かっただけに「どう伝えるべきか」に悩んだ。しかし、高校生約20名の真剣な眼差しが僕を刺激したようで一瞬にして「何を伝えられるか」に思考が切り替わった。

そして、話を終え質疑応答になった。
「日本の美意識を海外に・・・」
「いい質問だ」と思った。

ビジネスを考え始めた高校生が持つ疑問にしては少しばかりハイレベルのような気もするが日本の文化を商業化する視点を持つ高校生がいることに感銘した。

僕の出番が終わり、続いてBPA Jr. 会長(高校2年生)がクラブの目的や今後の活動方針についてプレゼンを行った。

「子供扱いしてはいけない」と思った。
「なぜ、自分たちがビジネスを考え、実際にビジネスを起こしたい、と考えているのか」その話を聞いて「僕にできることは」という気持ちが芽生えた。まともな大人だったら、皆そう思うに違いない。

「高校生ともっとビジネスを語ってもいいじゃないか」
そうつくづく感じた一日だった。

クラウドファンディングではなく、プロジェクトファンディングでいく!

BPA LIVE Vol.17 – Theme : Crowd Funding で発表した Profund のサイトが完成した。当時、「クラウドファンディングに参入しよう!」と話したが Profund(プロファンド) はメンバー限定としたのでクラウドファンディング(不特定多数へのアプローチ)とはいえない。

というのもクローズドならではのプロジェクトを主にBPA の3つの活動にも役立てていきたいと思ったからだ。話題になるような新ビジネスを人々が目にするのは、プレスリリースという段階だが、プロファンドにおいてはそこに至るまでのプロセスまでもビジネスプロデューサーが見える化し共有する。それができてこそ、「共創原理を知るビジネスプロデューサーらしさ」といえるだろし、BPAメンバーにとって有意義なプラットフォームなってゆくはずだ。

そして、クローズドとはいっても「見え隠れするレベルがいい」と思っている。完全閉鎖では、面白みに欠けてしまう。そのあたりの方法は、個人ではなく企業も絡んでくるようなプロジェクトも想定しているので守秘義務をはじめとする緊張するようなルールづくりが問われることになる。

現段階では、そういったリスクを少しでも軽減するためにもブランド開発ビジネスから始めるのがいいと思っている。ライセンス契約が締結に至っていれば、正式リリース前であっても「持っていかれる」等を防ぐことができる。

すでに大企業に向けたブランド開発を本業とする人たちとの話し合いも進んでいる。プロファンドによって「win-win-win をどう築くか」。この新たな試みよる課題は日々深くなる一方だ。しかし、深くなるほどに際立つ才能を発揮しはじめるのがプロフェッショナルと呼ばれる人たちだ。

といったことから、見ず知らずの支援者(パトロン)を募るのではなく、共に歩めるプロジェクトメンバー募集がプロファンドの最大の目的となる。そして、プロファンドに参加するメンバーが手にするのは、宅急便で送られてくるプレゼントではなく実践的な学び(経験)と成功報酬ということになるが、何よりも次なるチャンスを掴むための実績である。

それにプロファンドに組み込むプロジェクトは、「リアルな議論の場(BPA LIVE)を通して展開する」ということになれば、私的には、より面白くなる。このあたりの話は、「なぜ、実績なのか」「どう報酬を得るのか」「どんなリスクがあるのか」等も含め、またの機会にしたいと思う。

ちなみに、プロファンドの正式稼動は来年からになりそうだ。現在は、テスト運転中。間もなくプロファンド自体の運営を行うためのメンバーを募集する予定である。

なぜ、企画書づくりで墨だらけになるのか?

「企画書のラフ段階はノートに手描き、提出段階はパワーポイントやイラストレーター等で作成」という流れ(作業)だが、一つの楽しみとして企画書を「一筆で描いてみる」がある。

家には30本くらいの筆があり、気がつくと「墨だらけ」なんてこともあるくらいだ。

以前、企画書づくりをテーマにしたワークショップで参加者にその「一筆で」をやってもらったことがある。いきなりだと誰もが戸惑うので、最初はお花の写真を見ながら感じたものを書き表す準備運動のようなプロセスを経て「一筆描きの企画書」にトライしてもらった。

「なぜ、そんなことするの?」

という質問に「一筆描きの企画書なんてかっこいいだろ」「これからはビジネスもアート化する時代なんだ」なんて意味不明な回答をしていたが柔軟な思考力を養う目的でやってもらったまでのことだった。

例えば、「9つの点を4つの直線を使って一筆でたどってみて」というクイズ(The Nine Dot Puzzle)があるのをご存知だろうか?

大抵の人は、点で作られる枠にこだわってしまい試行錯誤してしまう。が、その枠を何なりと超えて回答を即座に発見する人もいる。

「その違いは何なのか?」は、いうまでもなく「見ているところ(範囲)が違う」ってことになる。ビジネス的にいうなら「視点」だ。いや、「多角的視点」かな?

「柔軟な思考力は、そういった視点移動のトレーニングによって養うことができる」と感じているので「墨だらけ」になることもある。

もちろん、企画書づくりに筆を使う理由は他にもある。

今度、筆を使ったワークショップをやる時は、そのあたりもちゃんと説明しなければ、と思ったのである。

ビジネスプロデューサーならではのプロジェクトマネジメント

「ビジネスプロデューサーならではのプロジェクトマネジメントとは?」というお題をいただいた。

プロジェクトマネジメント知識体系の世界標準といわれているPMBOK(Project Management Body of Knowledge)にちなんでPMSBP(Project Management Styles for Business Producers)と題して伝え方を検討したいと思う。

それと、世界標準(知識体系)とやらより、より実践的なコトづくりについて頭を使いたい。

先日、「僕はビジネスプロデューサーとして活躍したい!」という若き勇者たちに出会えた。停滞気味の俺にとって、その言葉は刺激的だった。

彼らの活躍を応援し、彼らの成功に少しでも貢献できる老人になっていかねば、と思ったのである。

ということで、PMBOKとPMSBPの大きな違いは・・・である。